「強力な両面テープが欲しいけれど、種類が多すぎてどれを選べばいいのか分からない」「パッケージにはどれも“超強力”と書いてあるけれど、本当に強いのはどれ?」と迷ったことはありませんか?両面テープは製品によって接着強度に大きな差があります。
この記事では、市販されている強力タイプの両面テープ5種類を同一条件で実際に接着し、強度を徹底的に比較検証しました。

この記事を読めば次のことがわかります。
- 5種類の両面テープの強度の違い
- 1番強かった両面テープはどれか
- 用途別にどれを選べば失敗しないのか
筆者はプライム市場上場企業で10年以上、さまざまな接着剤・粘着材を扱ってきた現役の技術者です。その経験と実際の検証結果をもとに、初心者の方にも分かりやすく、信頼できる情報にまとめています。本当に強い両面テープを知りたい方は、ぜひこの記事を参考にしてください。
最強の両面テープは「スコッチ 超強力両面テープ プレミアゴールド スーパー多用途 薄手」
強度を測定した両面テープをランキング形式でご紹介します。
両面テープで最も高い接着強度を示したのは、3M「スコッチ 超強力両面テープ プレミアゴールド スーパー多用途 薄手」でした。
次の章から測定方法と測定結果を詳しく説明していきます。
接着強度の測定方法
今回は、ダイソーで販売されているABS樹脂製のフックとステンレス製のL字金具を使用して検証しました。


各両面テープをカットしてABS樹脂とステンレスの間に貼り付け、24時間以上おいた後、フックを引っ張って剥がれたときの荷重を測定しました。
貼り付けるテープの面積は長さ10mm×幅18mmとしています。ただし、ニトムズ「強力両面テープ No.541」のみ幅が15mmのため、結果を幅18mmに換算して比較しています。


なお、今回の数値は、ABS樹脂とステンレスを両面テープで接着した場合の測定結果です。貼り付ける素材の種類や面積、力のかかり方によって実際の強度は変わるため、目安としてご参照ください。
また、接着強度は接着面積に比例して大きくなります。例えば接着面積が2倍になれば、理論上は耐えられる荷重も2倍になります。「どのくらいの面積で貼り、どの程度の重さ・力がかかるのか」を意識して選ぶことが、両面テープ選びで失敗しないポイントです。
強度測定結果
第1位:3M「スコッチ 超強力両面テープ プレミアゴールド スーパー多用途 薄手」|強度12.27kg

第1位は3M「スコッチ 超強力両面テープ プレミアゴールド スーパー多用途 薄手」です。強度は12.27kg!

今回の検証では、5種類の中で最も高い接着強度を記録しました。「薄手」タイプでありながらトップの強度を出せたのが大きな特長で、テープの厚みが目立ちにくく、貼った跡がきれいに仕上がります。多用途タイプのため、金属・プラスチック・木材などさまざまな素材の固定に使いやすい1本です。とにかく強力に、かつ目立たせずに貼りたい方に最適といえるでしょう。
3M スコッチ 超強力両面テープ プレミアゴールド スーパー多用途 薄手
強度・薄さ・使いやすさのバランスに優れた、まず検討したい1本。
第2位:KURE(呉工業)「ゴリラ 両面テープ ストロング」|強度10.39kg

第2位はKURE(呉工業)「ゴリラ 両面テープ ストロング」です。強度は10.39kg!

第1位に次ぐ高い接着強度を記録しました。強力さで知られる「ゴリラ」ブランドの両面テープで、しっかりとした厚みがあるため、多少の凹凸がある面にも追従しやすいのが特長です。屋内外を問わず幅広い用途に使えるので、しっかり固定したい場面で頼りになる1本です。
KURE(呉工業) ゴリラ 両面テープ ストロング
厚みがあり凹凸面にも強い、しっかり固定したい方向けの1本。
第3位:ニトムズ「強力両面テープ No.541」|強度8.52kg

第3位はニトムズ「強力両面テープ No.541」です。強度は8.52kg!
測定結果は7.1kgですが、幅は15mmのため18mmに換算した強度は8.52kgです。

上位2製品には一歩劣るものの、日常用途としては十分に高い接着強度を発揮しました。多用途に使える強力タイプの両面テープで、入手しやすく扱いやすいのが魅力です。家庭でのちょっとした補修や固定に、バランスよく使える1本といえるでしょう。
ニトムズ 強力両面テープ No.541
入手しやすく扱いやすい、日常使いにちょうど良い強力タイプ。
第4位:山田化学「クロコダイルグリップ」|強度6.78kg

第4位は山田化学「クロコダイルグリップ」です。強度は6.78kg!

今回の検証では中位の結果となりました。強力な固定力をうたう多用途タイプの両面テープで、軽量なものの固定や日常的な用途であれば十分に活躍します。価格も手頃なので「最強クラスの強度までは必要なく、できるだけ安く済ませたい」という場面に向いた1本です。
山田化学 クロコダイルグリップ
最強の強度は不要で、安く済ませたい方に向いた日常用途の1本。
第5位:3M「VHB テープ Y-4920」|強度6.04kg

第5位は3M「VHB テープ Y-4920」です。強度は6.04kg!

今回のせん断方向での検証では5種類の中で最も低い数値となりましたが、VHBテープは本来、自動車や建築の分野でも使われる工業用のアクリルフォームテープです。クッション性のあるフォーム構造により、凹凸面への追従性・耐久性・耐候性に優れているのが大きな特長で、長期間しっかり固定し続けたい用途で真価を発揮します。「数値上の瞬間的な強さ」よりも「長く・安定して貼り続けられること」を重視する方に向いた1本です。
3M VHB テープ Y-4920
凹凸面への追従や長期の固定・耐久性を重視する方に向いた工業用テープ。
まとめ:強力に貼りたいなら「スコッチ プレミアゴールド スーパー多用途 薄手」がおすすめ
今回は両面テープ5種類を実際に使用し、同一条件で接着強度を比較しました。とにかく強力に貼りたい方には、3M「スコッチ 超強力両面テープ プレミアゴールド スーパー多用途 薄手」が最適という結論になりました。薄手で目立ちにくいうえに今回トップの強度を記録した、総合力に優れた両面テープです。
一方で、厚みを生かして凹凸面にもしっかり貼りたい場合はKURE(呉工業)「ゴリラ 両面テープ ストロング」も有力な選択肢となります。

今回の検証で使ったのと同じ「ABS樹脂×ステンレス」の組み合わせを、両面テープよりもさらに強力に接着したいなら、接着剤を使うのがおすすめです。同じ被着体で接着剤5種類を比較した結果は、以下の記事で詳しく解説しています。

また、用途別に「これだけ買えばOK」という結論を知りたい方は接着剤のおすすめ3選、強力に固定したい方は瞬間接着剤6種類の強度比較もあわせてご覧ください。







