海で拾ったシーグラスを「アクセサリーにしてみたい」と思っても、穴あけは難しそうだし、割れたり欠けたりするのが怖い…と感じていませんか?
さらに、シーグラスは表面がなめらかで水を弾くため、一般的な接着剤ではうまく固定できず、気づいたら外れてしまうこともあります。
そこで本記事では、穴あけ不要でシーグラスをしっかり固定できるアクセサリーの作り方を、実際の作業手順をもとに写真付きでわかりやすく解説します。
この記事を読むことで、次のことが分かります。
- シーグラスに穴をあけずに加工する方法
- シーグラスに適した接着剤の選び方
- 剥がれにくくするための具体的な接着手順
接着業務に10年以上携わっている現役技術者の筆者が、実際に試した方法だけを厳選して紹介しています。初心者の方でも再現できる内容なので、拾ったシーグラスを自分だけのアクセサリーにしたい方はぜひ参考にしてみてください。
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使用する接着剤はセメダインの「スーパーXゴールド」
今回使用する接着剤はセメダインの「スーパーXゴールド」です。シーグラスをアクセサリーにする場合は、透明で弾性のある接着剤を選ぶのが重要です。ガラスは接着しにくく、さらに使用中は揺れや衝撃がかかるため、硬い接着剤だと割れて剥がれやすくなります。
「スーパーXゴールド」はガラスと金属の両方に使え、硬化後も弾性を保つため衝撃に強く、剥がれにくいのが特徴です。また、透明タイプなので見た目もきれいに仕上がります。
瞬間接着剤はおすすめしません。
瞬間接着剤は硬く脆いため衝撃で割れやすく、さらに白化して見た目を損なうことがあります。

シーグラスをアクセサリーにする方法
ここからは実際に写真のようなシーグラスとパーツを接着してネックレスを作る手順をご紹介します。しっかり接着するためには、正しい手順で作業することが大切です。

ステップ1:接着面の汚れを除去する
シーグラスや丸カンは一見きれいに見えても表面に薄い汚れや手の油が残っていることがあります。
これらが残ったままだと接着剤がうまく密着せず剥がれてしまう原因になるため、しっかりと取り除きましょう。


汚れの除去には高濃度エタノールでの脱脂が効果的です。高濃度エタノールは油分を効率よく溶かして除去できるため、接着面の脱脂に適しています。
おすすめは、サイキョウ・ファーマの「エタッシュナチュラル消毒液」。高濃度エタノールを使用しており脱脂力が高く、ポンプタイプで使いやすいのが特長です。
【安全上の注意】エタノールは引火性があります。使用時は必ず換気を行い、火気のない場所で作業してください。

ステップ2:丸カンに「スーパーXゴールド」を付ける
次に「スーパーXゴールド」を丸カンに塗ります。丸カンのような小さな金具に接着剤を直接チューブから出して塗ろうとすると、量が多くつきすぎたり、はみ出して仕上がりが汚くなりがちです。
そこで、紙皿や使い捨てのシートの上に少量だけ接着剤を出し、丸カンを軽く押し当てるようにして塗りましょう。必要な部分だけに薄く均一に接着剤を付けられるので、見た目もきれいに仕上げられます。


ステップ3:丸カンをシーグラスに押し付けて密着させる
接着剤を付けた丸カンを、シーグラスの接着したい位置に押し付けます。「スーパーXゴールド」は速乾タイプではありますが、固定されるまでには少し時間が必要です。
丸カンがずれたり倒れたりしないように、ピンセットなどで 1〜2分ほど軽く支えて安定させてあげましょう。

ステップ4:24時間以上おいて接着剤を完全に硬化させる
「スーパーXゴールド」は完全に硬化するまでおよそ24時間かかります。じっくり乾かすことで、より強く長持ちする接着になります。接着後は触らずに1日ほどそのまま置いておきましょう。
ステップ5:丸カンにネックレスチェーンを通して完成
接着剤が完全に固まったら、丸カンにネックレスチェーンを通して完成です。接着剤は目立たず、透明できれいな仕上がりになっています。チェーンを引っ張っても外れないほど、しっかりと接着されています。


まとめ
穴をあけずにシーグラスでアクセサリーを作る手順は次のとおりです。
- 接着剤は透明で弾性のあるセメダインの「スーパーXゴールド」を使用する
- 接着面の汚れや油分をしっかり取り除く
- 丸カンに「スーパーXゴールド」を塗る
- 丸カンをシーグラスに押し付けて密着させる
- 約24時間置いて、接着剤を完全に硬化させる
- 丸カンにネックレスチェーンを通せば完成
「スーパーXゴールド」を使えば、透明で美しい仕上がりのアクセサリーを簡単に作ることができます。
「スーパーXゴールド」は、シーグラス以外にもさまざまな素材に使用できます。
例えば、木材に磁石を接着して小物を作ることや、接着が難しい発泡スチロールをしっかり固定することも可能です。
それぞれの具体的な手順や、剥がれにくくするコツは以下の記事で詳しく解説しています。応用したい方はぜひ参考にしてみてください。



