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発泡スチロールの接着方法!溶けない接着剤と失敗しない手順を解説

DIY
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発泡スチロール同士を接着しようとして、接着剤を塗った瞬間に溶けてしまった。そんな経験はありませんか?

発泡スチロールは接着剤との相性がシビアで、種類を間違えると溶けたり、強度が出ずすぐに外れてしまいます。そこで本記事では、発泡スチロールを溶かさずしっかり固定できる接着方法をわかりやすく解説します。

この記事を読むことで、以下のことが分かります。

  • 発泡スチロールに使える接着剤
  • 剥がれにくくするための接着手順

接着業務に10年以上携わってきた現役技術者の筆者が、実際の作業をもとに再現しやすい方法を紹介しています。工作や模型、断熱材の固定など「もう失敗したくない」方はぜひ参考にしてみてください。

▼文字ではなく動画で見たいという方はYouTubeでもやり方を公開中▼

使用する接着剤

発泡スチロールの接着に使用するのは、セメダイン「スーパーXゴールド」です。

セメダインのスーパーXゴールドの外観

発泡スチロールは溶剤を含む接着剤を使用すると、表面が溶けたり、強度が極端に低下したりする非常にデリケートな素材です。「スーパーXゴールド」は無溶剤タイプの接着剤のため、発泡スチロールを溶かすことなく安全に接着できます。さらに超多用途接着剤のため、さまざまな材質に対応しており、硬化後も透明なので、接着部分が目立ちにくいのも大きな特長です。

実際、セメダイン公式サイトでもスーパーXシリーズは発泡スチロールに使える接着剤として案内されています。

<セメダイン公式サイト Q&Aより>
Q. 発泡スチロールを接着したい。
A. スーパーXシリーズ・発泡スチロール用・コンクリメント・工作用速乾クリアなどが、発泡スチロールを溶かさずに接着できます。

出典:セメダイン公式サイト

スーパーXシリーズの中でも「ゴールド」は、無溶剤・多用途・透明というシリーズ共通の特長を持ちながら、速硬化タイプのため作業効率が高く、DIYや工作に向いています。

接着剤の代表として知られる瞬間接着剤は主成分であるシアノアクリレートが発泡スチロールを溶かしてしまうため、使用は絶対に避けてください。

発泡スチロールを接着する手順

それでは実際に、発泡スチロールブロックを接着する手順をご紹介します。今回は、ダイソーで購入できる発泡スチロール製レンガを使用します。(店舗や時期によって取り扱いが異なる場合があります。)

ダイソーの発泡スチロール製レンガの外観

発泡スチロールの接着は難しそうに感じるかもしれませんが、いくつかのポイントを押さえるだけで、特別な工具がなくても自宅でしっかり接着できます。写真付きで手順をひとつずつ解説していくので、作業しながら確認してみてください。

ステップ1:接着面の汚れを除去する

まずは、接着する部分に付着している皮脂・油分・ホコリをしっかり取り除きます。この工程を省くと、接着剤が素材に密着せず、剥がれやすくなる原因になります。エタノールをキッチンペーパーに染み込ませ、接着面を丁寧に拭き取りましょう。

エタノールを染み込ませたキッチンペーパーで発泡スチロールの汚れを除去する様子

ティッシュペーパーは繊維が残りやすく、接着不良の原因になるため使用しないでください。

キッチンペーパーに染み込ませるエタノールは、70%以上の高濃度タイプを使用してください。高濃度エタノールは油分を効率よく溶かして除去できるため、接着面の脱脂に適しています。

おすすめはサイキョウ・ファーマの「エタッシュナチュラル消毒液」です。高濃度エタノールを使用しており脱脂力が高く、ポンプタイプで使いやすいのが特長です。
 【安全上の注意】エタノールは引火性があります。使用時は必ず換気を行い、火気のない場所で作業してください。

サイキョウ・ファーマのエタッシュナチュラル消毒液の外観

ステップ2:接着面に「スーパーXゴールド」を塗布する

発泡スチロールの接着したい面の両方に「スーパーXゴールド」を塗布します。薄く、ムラなく均一に塗るのがきれいに仕上げるコツです。量が多すぎると、乾きが悪くなったり、はみ出して見た目が悪くなったりする原因になります。付属のヘラを使い、伸ばすように塗布しましょう。

発泡スチロールにスーパーXゴールドを塗布した様子
発泡スチロールに塗布したスーパーXゴールドを付属のヘラで塗り広げている様子

ステップ3:1分間放置する

接着剤を塗ったら、すぐに貼り合わせず、約1分間放置します。この待ち時間によって、接着剤が空気中の水分と反応し、粘りが出て密着力が高まります。このひと手間が、仕上がりの強度を大きく左右します。

ステップ4:接着面同士を貼り合わせ、固定する

1分経過したら、位置を確認しながらゆっくり正確に貼り合わせます。一度ずれると修正しにくいため、焦らず慎重に行いましょう。貼り合わせた直後はまだ完全に固まっていないため、1〜2分ほど軽く押さえたまま固定します。この固定が不十分だと、接着不良の原因になります。

発泡スチロールの接着面を貼り合わせている様子

ステップ5:24時間以上置き、完全硬化させる

「スーパーXゴールド」は、完全硬化までに約24時間かかります。貼り合わせた後は触らず、そのまま静置しておきましょう。しっかり硬化させることで、表面のベタつきがなくなり、透明感のあるきれいな仕上がりになります。完全硬化後は、手で触れたり、多少の力を加えたりしても剥がれにくくなります。

まとめ

発泡スチロールの接着は難しそうに感じがちですが、接着剤選びと基本的な手順さえ守れば、自宅でも失敗せずに接着できます。今回ご紹介した手順を、あらためてまとめると次のとおりです。

  1. 接着剤は無溶剤タイプのセメダイン「スーパーXゴールド」を使用する
  2. エタノールで接着面の汚れ・油分をしっかり除去する
  3. 接着剤を薄く均一に塗布する
  4. 密着力を高めるために塗布後、約1分間放置する
  5. 接着面同士を貼り合わせ、1〜2分間固定する
  6. 接着剤を完全に硬化させるために24時間以上置く

特に重要なのは、無溶剤タイプの接着剤を選ぶことと、完全硬化まで触らずに待つことです。この2点を守るだけで、発泡スチロールを溶かすことなく、見た目もきれいに仕上げることができます。

今回使用した「スーパーXゴールド」は、発泡スチロール以外にも、ガラス・アクリルスタンドなど、さまざまな素材に対応できる多用途接着剤です。

別の記事では、シーグラスでのアクセサリー作りの方法割れてしまったアクリルスタンドを修理する方法を写真付きで詳しく解説しています。スーパーXゴールドの活用の幅を広げたい方は、ぜひあわせてご覧ください。

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