割れたアクリルスタンドを修理!白化しない最強の透明接着剤はコレ

アクスタの修理方法 アイキャッチ 素材別の接着方法
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大事なアクリルスタンド(アクスタ)が割れてしまったとき、「このまま捨てるしかないの…?」「瞬間接着剤で修理したら白く濁ったり跡が残りそう…」と不安になった経験はありませんか?実は、割れたアクスタは正しい接着剤と手順を使えば、きれいに修理できます。この記事では、筆者が実際に割れたアクスタを修理した工程を写真付きで解説します。この記事を読むことで次のことが分かり、初めてでも失敗せずに修理できるようになります。

  • 割れたアクスタは修理できるか?
  • どの接着剤を使えばいいのか?
  • 作業のコツ・注意点

筆者はプライム市場上場企業で接着技術に携わり、さまざまな素材の接着やテストを行ってきた経験があります。その知識と実験結果をもとに、初心者でも失敗しない修理方法としてまとめました。大切な推しのアクスタ、まだ捨てなくて大丈夫です。さっそく修理方法を見ていきましょう。

使用する接着剤はセメダインの「スーパーXゴールド」

アクスタを修理するための接着剤を選ぶうえで重要なことは、「無色であること」と「溶剤を含まないこと」です。色付きの接着剤を使ってしまうと、仕上がりが濁ったり接着剤が目立ってしまい、せっかくのアクスタの外観を大きく損ねてしまいます。さらに注意したいのが「溶剤入りの接着剤」です。アクリル樹脂は溶剤に弱く、使用するとソルベントクラック(微細なひび割れ)が生じ、時間が経つほど割れが広がる恐れがあります。

【ソルベントクラックに注意】
ポリスチレンやアクリル樹脂、ポリカーボネートなど、瞬間接着剤や溶剤形接着剤を用いて接着後、ひび割れを生じるものがあります。

引用)セメダイン公式サイト

そこで今回使用するのが、セメダインの「スーパーXゴールド」です。この接着剤はアクリル樹脂にも使える“超多用途型”で、透明タイプのため接着跡が目立たずアクスタの美観を損ないません。さらに重要なのが、無溶剤タイプであることです。溶剤によるダメージ(ソルベントクラック)が起こらないため、アクリル素材を安心して接着できます。「仕上がりのキレイさ」と「素材への安全性」を両立した、アクスタ修理に最適な接着剤だと言えます。

セメダインのスーパーXゴールド

アクスタを接着する手順

ここからは実際に、写真のように割れてしまったアクスタを接着する手順をご紹介します。しっかり接着するためには、正しい手順で作業することが大切です。

割れたアクリルスタンド

ステップ1:接着面の汚れを除去する

アクスタの割れた断面をノンアルコールタイプのウエットティッシュでやさしく拭き、油分やホコリなどの汚れを取り除きます。この工程をしっかり行うことで接着剤の密着性が高まり、仕上がりと強度が大きく向上します。

ここで絶対に避けたいのがアルコールタイプのウエットティッシュです。アクリル樹脂はアルコールに弱く、使用するとソルベントクラック(微細なひび割れ)が発生することがあります。大切なアクスタを守るためにも、必ずノンアルコールタイプを選びましょう。

ノンアルコールタイプのウエットティッシュ
アクスタの脱脂

ステップ2:アクスタに「スーパーXゴールド」を付ける

次にアクスタの割れた面に「スーパーXゴールド」を塗布します。この時チューブから直接塗ろうとすると、接着剤が出すぎてしまい、はみ出して仕上がりが汚くなる原因になります。

そこでおすすめなのが、紙皿や使い捨てシートに少量だけ接着剤を取り出し、付属のヘラで必要な分だけすくって塗る方法です。この塗り方なら、薄く・均一に・必要な部分にだけ接着剤を付けられるため、仕上がりが格段にきれいになります。仕上がりの美しさを左右する重要な工程なので、焦らず丁寧に塗りましょう。

紙皿にスーパーXゴールドを取り出す
付属のヘラでスーパーXゴールドを塗布する

ステップ3:1分間放置する

「スーパーXゴールド」を塗布した後はすぐに貼り付けず、1分ほど放置します。こうすることで接着剤が空気中の水分と反応して粘りが出て、より強力に密着します。

ステップ4:割れた面同士を貼り合わせる

1分置いたあと、割れた面同士をゆっくりと正確に貼り合わせます。この時に位置がずれると仕上がりに影響するため、焦らず丁寧に合わせましょう。貼り合わせた直後に手を離してしまうと、まだ接着剤が固まっておらず剥がれてしまうことがあります。そのため1〜2分ほどは軽く押さえたまま固定しておくことが大切です。

アクリルスタンド 接着面の貼り合わせ

ステップ5:24時間以上おいて接着剤を完全に硬化させたら完成です

「スーパーXゴールド」は完全に硬化するまで約24時間かかります。この“待つ時間”こそが接着強度を大きく左右するため、貼り合わせたあとは1日ほど触らず、そのまま静置しておきましょう。しっかり硬化させることで表面のべたつきもなくなり、見た目もクリアに美しく仕上がります。完全硬化後は多少の力を加えたり触れたりしても剥がれないほど、強く接着されています。

接着後のアクリルスタンド

まとめ

アクスタを接着剤で修理する手順は次の通りです。

  1. 接着剤はセメダインの「スーパーXゴールド」を使う
  2. ノンアルコールタイプのウエットティッシュを使って割れた面の汚れを除去する
  3. 「スーパーXゴールド」を付属のヘラで必要な分だけすくって塗る
  4. 1分間放置する
  5. 1~2分間、割れた面同士を貼り合わせる
  6. 24時間以上おいて接着剤を完全に固める

「スーパーXゴールド」はアクスタ以外にも、木材・発泡スチロール・ガラスなど幅広い素材に使える万能接着剤です。他の素材を実際に接着した検証結果や手順は、こちらの記事で詳しく紹介しています。より活用したい方は、ぜひ参考にしてみてください。

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