冷蔵庫や玄関まわりなど、ちょっとした収納に便利なマグネットフック。
でもある日突然、「台座と本体が外れて落ちた…」なんてことありませんか?
買い替えると意外と高くつくうえ、同じ場所や用途にぴったり合う商品を探すのも手間なので、自分で修理しよう。
でもどうやってくっつければいいかわからない・・・
この記事ではマグネットフックの修理方法を接着剤の選び方から接着手順まで写真付きで1から紹介していきます。
作業時の注意点も説明しているので、この記事の通りに接着すれば誰でもマグネットフックの修理ができるようになります。
ページの最後には動画を使った解説もつけています。動画で作業手順を確認したい方はそちらも是非ご覧ください。
使用する接着剤
今回の修理に使用するのは、セメダイン「スーパーXハイパーワイド」です。

この接着剤は、難接着のPPやPEなどのプラスチック・金属・ゴムなどの異素材をしっかり固定できる「弾性接着剤」で、衝撃やズレにも強いのが特徴。
「貼ったあとに位置がズレる」「しっかり接着したつもりがすぐ剥がれた」
そんな失敗を防げる、DIY初心者にも扱いやすい多用途接着剤です。
接着手順
ここからは実際に、マグネットフックを修理する手順をわかりやすくご紹介します。
文字ではなく動画で見たいという方はこちらのYouTubeでもやり方を公開中♪
ステップ1:脱脂して汚れを落とす
接着する前に、フック本体と磁石の接着面をアルコールを染み込ませたキッチンペーパーなどで脱脂しましょう。
手垢や油分が残っていると、うまく接着せず、すぐ剥がれてしまう原因になります。


ティッシュは逆に毛が付くので必ずキッチンペーパーを使用しましょう!
おすすめのエタノールはサイキョウ・ファーマのエタッシュナチュラル消毒液!
高濃度タイプのエタノールかつポンプタイプで使い勝手がとても良いです。
ステップ2:接着剤を塗布する
スーパーXハイパーワイドを、磁石の接着面全体にまんべんなく塗布します。
厚くしすぎるとズレやすくなるので、薄く均一に塗るのがポイントです。
付属のプラスチック製ヘラを使うときれいに塗れます。


ステップ3:塗布後5分ほど放置
接着剤を塗ったあとは、すぐに貼らずに5分ほど放置します
この時間をとることで、接着剤が空気中の水分と反応して粘着力が高まり、ズレにくくなり密着力もUPします。

ステップ4:位置を合わせて圧着する
5分経ったら、位置をしっかり合わせて貼り付け、上からグッと圧着します。
10〜20秒ほど強く押さえたまま固定すると、ズレにくくなります。
このとき、磁石やフックが傾かないよう注意しましょう。

ステップ5:そのまましっかり硬化させる
圧着後はそのまま動かさず、室温でしっかり硬化させます(24時間目安)。
乾く前に動かすと、接着強度が落ちてしまうので注意してください。
ステップ6:完成
完全に硬化したら完成です!
以前のようにマグネットフックとしてしっかり使える状態に戻ります!
500mLのペットボトルをぶら下げても剥がれることはありません。

まとめ
壊れたマグネットフックを修理する方法はセメダインの「スーパーXハイパーワイド」を使って
脱脂→接着剤塗布→5分放置→圧着→硬化の順でくっつけていきます。
ちなみに、磁石を接着する方法は壊れたマグネットフックの修理以外にも応用できます。
例えば、箸置きを磁石に変える方法では、キッチンやデスクで使えるオリジナル磁石の作り方を紹介しています。
今回の修理と同じく接着剤で簡単に作れるので、ぜひ試してみてください。