「ガラスを割ってしまったけれど、自分で修理できる?」、「ガラスを接着するにはどんな接着剤を使ったらいい?」、そんなお悩みはありませんか?ガラスは表面が非常になめらかで液体をはじく性質があるため、一般的な接着剤ではうまく密着せず剥がれやすいです。
そこで本記事では割れたガラスの修理を例にしながら、筆者が実際にガラスをくっつけた接着剤と手順を、写真付きでわかりやすく紹介しています。接着関連の仕事に長年携わってきた筆者が実際の作業をもとに紹介しているので、初めての方でも安心して取り入れられます。割れたガラス製品の修理や、ガラス素材を使った工作を美しく仕上げたい方は、ぜひ参考にしてください。
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使用する接着剤はセメダインの「スーパーXゴールド」
今回使用する接着剤はセメダインの「スーパーXゴールド」です。セメダインの「スーパーXゴールド」はガラスの接着にも使える超多用途型の接着剤で、透明タイプなので仕上がりが目立たず、美観を損ないません。また、衝撃や温度変化に強く、硬化後も弾性を保つため、ガラス同士はもちろん、金属やプラスチックなど異素材との接着にも適しています。扱いやすく強力な万能接着剤を探している方におすすめです。

ガラスを接着する手順
ここからは実際に、写真のように割れてしまったガラスを接着する手順をご紹介します。しっかり接着するためには、正しい手順で作業することが大切です。

ステップ1:接着面の汚れを除去する
ガラスの接着面をアルコールを染み込ませたキッチンペーパーで軽く拭き、油分や汚れを取り除きます。ティッシュは逆に毛が付くので必ずキッチンペーパーを使用しましょう!

接着面の汚れの除去には、表面の油分をしっかり取り除ける高濃度エタノールの使用が効果的です。おすすめは、サイキョウ・ファーマの「エタッシュナチュラル消毒液」。エタノール濃度が約80%と高く、汚れや油分をすっきり除去できます。ポンプタイプで使いやすく、食品にも使える成分のみで構成されているため、安心して使用できます。

ステップ2:接着面に「スーパーXゴールド」を塗る
接着面をきれいにしたら「スーパーXゴールド」を塗っていきます。付属のヘラを使用すると均一に塗ることができます。


ステップ3:1分間放置する
「スーパーXゴールド」を塗布した後はすぐに貼り付けず、1分ほど放置します。こうすることで接着剤が空気中の水分と反応して粘りが出て、より強力に密着します。
ステップ4:接着面同士を貼り合わせる
1分ほど置いたあと、接着面同士を貼り合わせましょう。すぐに手を離すと剥がれてしまうことがあるので、1〜2分ほどは押さえたままにしておくのがポイントです。

ステップ5:24時間以上おいて接着剤を完全に硬化させたら完成です
「スーパーXゴールド」は完全に固まるまでに約24時間かかります。しっかり乾かすことで強く、長持ちする接着になります。接着したあとは1日ほど触らず、そのままにしておきましょう。完全に硬化すると、べたつきもなく、見た目もきれい、さらに力を加えたり叩いたりしても剥がれないほど強力に接着されています。

まとめ
ガラスを接着する方法は次の通りです。
- 接着剤はセメダインの「スーパーXゴールド」を使う
- 接着面の汚れを除去する
- 「スーパーXゴールド」を塗る
- 1分間放置する
- 接着面を貼り合わせる
- 24時間以上おいて接着剤を完全に固める
「スーパーXゴールド」は、ガラス以外にもさまざまな素材をしっかり接着できます。他の素材を実際に接着した方法は、こちらの記事で詳しく紹介しています。気になる方はぜひ参考にしてみてください。
ガラス瓶や小さなインテリア雑貨などであれば、今回紹介した方法で十分に修理できます。しかし、窓ガラスや大きなガラス製品の修理は安全面のリスクが高く、個人での対応は難しいのが現実です。
そんなときは「ガラス110番」の利用を検討してみてください。最短10分で駆けつけてくれるスピード対応が魅力で、東証上場企業が運営しているため信頼性も抜群です。また、費用の説明が明確で納得できたという利用者の声も多く、安心して依頼できます。見積もりは無料なので、大きなガラスが割れてしまった場合は、まず相談してみることをおすすめします。





