木工用の接着剤を買おうと思ったけれど、「種類が多すぎて、どれが一番強力なのかわからない…」と迷っていませんか?本記事では、市販の木工用ボンド・接着剤5種類を実際に使用し、接着強度を測定・比較しました。さらに、それぞれの特徴やおすすめの用途も詳しく解説しています。
この記事を読めば、最も強力に木材をくっつけられる接着剤がわかり、失敗しない選び方が分かるようになります。接着に関する業務に長年携わってきた筆者が、実際の検証データをもとにわかりやすく解説しているので、DIYや工作で確実に木材を固定したい方は、ぜひ参考にしてください。
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接着剤の強度測定方法
結果をご紹介する前に、今回の強度測定の方法について説明します。すぐに結果を見たい方は、下記のボタンからジャンプできます。
今回はダイソーで販売されている工作材料(桐)を使用しました。木材に各接着剤を塗布後、24時間硬化させ、フックを取り付けて剥がすのに必要な力(せん断方向)を測定しています。



木工用ボンド・接着剤は非常に強力なため、引張方向に力をかけると接着面よりも先にフックが外れてしまうことがあります。そのため今回は、より正確に比較できるようせん断方向(接着面を横にずらす方向)に力を加えて強度を測定しました。
一般に接着剤のせん断方向の強度は引張方向の50〜70%程度といわれています。したがって、今回の結果は「この力で必ず剥がれる」という意味ではありません。引張方向に力がかかるような使い方ではさらに高い強度を発揮する可能性がある点にご注意ください。
強度測定結果
強度を測定した接着剤をランキング形式でご紹介します。
| 商品 | 参考価格 | 強度 | 購入リンク |
| 1位 Henkel「ロックタイト 木工用強力接着剤 速乾」 | 982円 | 15.58kg | ![]() LOCTITE(ロックタイト) 強力木工用接着剤 速乾 225g - 高い接着力の速乾性木工用接着剤 |
| 2位 Franklin「タイトボンドⅢ アルティメット 木工用接着剤」 | 1050円 | 12.69kg | ![]() フランクリン タイトボンド3 115ml (4oz) |
| 3位 KURE(呉工業)「ゴリラ ウッドグルー」 | 664円 | 10.75kg | ![]() KURE(呉工業) ゴリラ ウッドグルー 118ml 木工用強力接着剤 1773 |
| 4位 セメダイン「木工用接着剤」 | 533円 | 7.64kg | ![]() セメダイン 木工用 180ml CA-225 |
| 5位 コニシ「ボンド 木工用」 | 275円 | 7.14kg | ![]() ボンド 木工用 180g(ボトル) #10132 |
第1位 Henkel「ロックタイト 木工用強力接着剤 速乾」

第1位はHenkel「ロックタイト 木工用強力接着剤 速乾」です。強度は15.58kg!

接着剤乾燥後の状態は薄い白色で、べたつきはありません。

今回の検証では他の接着剤を圧倒する強力な接着力を発揮しました。木材同士をとにかく強力に固定したい方は、Henkel「ロックタイト 木工用強力接着剤 速乾」がおすすめです。
木材を強力に接着したいなら「ロックタイト 木工用強力接着剤 速乾」
第2位 Franklin「タイトボンドⅢ アルティメット 木工用接着剤」

第2位はFranklin「タイトボンドⅢ アルティメット 木工用接着剤」です。強度は12.69kg!

接着剤乾燥後の状態は茶色で、べたつきはありません。

Franklin「タイトボンドⅢ アルティメット 木工用接着剤」は木材をしっかり接着できますが、強度は「ロックタイト 木工用強力接着剤 速乾」に劣り、価格も高めです。さらに、硬化後に接着剤が茶色く残るため仕上がりが気になる方には注意が必要です。これから強力で扱いやすい木工用接着剤を新たに購入するなら、「ロックタイト 木工用強力接着剤 速乾」を選ぶほうが満足度は高いでしょう。
木材をしっかり接着するならFranklin「タイトボンドⅢ アルティメット 木工用接着剤」
ただし、「ロックタイト 木工用強力接着剤 速乾」のほうが強度・価格・仕上がりの面でおすすめ
第3位 KURE(呉工業)「ゴリラ ウッドグルー」

第3位はKURE(呉工業)「ゴリラ ウッドグルー」です。強度は10.75kg!

接着剤乾燥後の状態は薄い茶色で、べたつきはありません。

KURE(呉工業)「ゴリラ ウッドグルー」も木材をしっかりと接着できる接着剤です。「ロックタイト 木工用強力接着剤 速乾」や「タイトボンドⅢ アルティメット 木工用接着剤」が1000円前後なのに対し、「ゴリラ ウッドグルー」は600~700円程度で購入できます。
ただし、「タイトボンドⅢ アルティメット 木工用接着剤」同様、硬化後に接着剤が茶色く残るため、見た目を重視したい場合は注意が必要です。「それなりの強度がほしいけれど、コスパを重視したい」「多少色がついていても問題ない」、そんな方にはKURE(呉工業)「ゴリラ ウッドグルー」がおすすめです。
強度も十分で価格が手頃なコスパ重視の木工用接着剤は「ゴリラ ウッドグルー」
ただし、硬化後に茶色く残る点には注意が必要
第4位 セメダイン「木工用接着剤」

第4位はセメダイン「木工用接着剤」です。強度は7.64kg!

接着剤乾燥後の状態は薄い白色で、べたつきはありません。

セメダイン「木工用接着剤」は手頃な価格で入手しやすい一方、接着強度は「ロックタイト 木工用強力接着剤 速乾」の半分以下とあまり強くありません。価格の安さが魅力ではありますが、同等の強度でより低価格の「ボンド 木工用」があるため、コスパの面では「ボンド 木工用」に軍配が上がります。「軽い工作に使えれば十分」という用途には向いていますが、強度を重視する方には他の製品をおすすめします。
手軽に入手できる、軽い工作向けなら「木工用接着剤(セメダイン)」
ただし、「ボンド 木工用」の方がより安価
第5位 コニシ「ボンド 木工用」

第5位はコニシ「ボンド 木工用」です。強度は7.14kg!

接着剤乾燥後の状態は薄い白色で、べたつきはありません。

コニシ「ボンド 木工用」は、もっとも身近で扱いやすい木工用接着剤の一つです。強度は高くありませんが、軽い工作や日常の補修には十分です。しかも200~300円程度と非常に手頃で、コスパの良さはトップクラスです。「とにかく安く木材をくっつけたい」「そこそこの強度で問題ない」という方には最適な一本です。
強度よりもコスパ重視で、とにかく安く木材を接着したいなら「ボンド 木工用」
まとめ
今回は木工用ボンド・接着剤5種類を実際に使用し、その接着強度を比較しました。最も強力に木材を接着したい方には、Henkel「ロックタイト 木工用強力接着剤 速乾」がおすすめです。高い強度に加えて仕上がりもきれいで、総合力に優れています。
価格を抑えたい場合は、KURE(呉工業)「ゴリラ ウッドグルー」やコニシ「ボンド 木工用」も選択肢に入ります。ただし、強度が劣る・色が残るなどのデメリットもあるため、用途に合わせて使い分けることが大切です。
今回の比較結果を一覧表にもまとめていますので、用途や仕上がりに合わせて最適な木工用接着剤を選ぶ際にぜひご活用ください。

ぴったりの接着剤が見つかったら、次は「素材」にもこだわってみませんか?「木材通販のマルトクショップ」なら、ホームセンターでは手に入りづらい高級無垢材や集成材が1mm単位でオーダー可能です。 正確にカットされた木材を使えば、接着面のズレも少なくなり、接着剤の効果も最大限に発揮できます。ワンランク上の作品づくりに、ぜひ活用してみてください。
木材以外の素材の接着強度も知りたい方には、「ポリプロピレン(PP)に使える接着剤の強度を比較した記事」もおすすめです。実は身近な素材である「ポリプロピレン」は、木工用ボンドや普通の瞬間接着剤では全く歯が立ちません。「じゃあ、一体どれならくっつくの?」を解明するために、徹底的に強度実験を行いました。いざという時に失敗しないよう、最強の接着剤を知っておきたい方はこちらをご覧ください。







