発泡スチロールの接着方法!溶けない接着剤と失敗しない手順を解説

素材別の接着方法
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発泡スチロール同士をくっつけようとしたとき、「うまく接着できない」「接着剤で溶けてしまった」と困った経験はありませんか?

工作や模型作り、梱包材の補修など発泡スチロールを扱う場面は意外と多いのに、正しい接着方法を知らないと失敗してしまいがちです。

この記事では、発泡スチロールをしっかり固定できる接着剤の選び方と、失敗しない使い方をわかりやすく解説します。

大手メーカーで接着技術の業務に携わってきた筆者が、実際に試して「本当に使える」と感じた方法を紹介しているので安心して参考にしていただけます。

モデル工作・断熱材・インテリアDIYなど、どんな用途にも対応できる内容になっています!

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使用する接着剤

発布スチロールは瞬間接着剤や有機溶剤入りの接着剤を使うと溶けてしまうことがあります。

そこで、今回はセメダインのスーパーXゴールドを使用します。

超多用途で様々な材質に対応しており、無溶剤のため発泡スチロールを溶かしません。

さらに硬化後も透明で接着部分が目立ちにくい優秀な接着剤です。

接着手順

それでは実際に、発泡スチロールブロックの接着手順をご紹介します。

難しそうに感じるかもしれませんが、ポイントを押さえれば特別な工具がなくても、自宅でしっかり接着できます。

使うのは市販の接着剤と数点の道具だけ。写真付きでひとつずつ解説していくので、ゆっくり確認しながら作業してみてください。

ステップ1:ホコリやゴミを取り除こう

まず最初に、接着する面をきれいにします。

ホコリやゴミが付いていると、接着力が弱くなったり、うまく貼り付かなかったりします。

エタノールをキッチンペーパーに染み込ませて、接着面をよく拭き取りましょう。

ティッシュは逆に毛が付くので必ずキッチンペーパーを使用しましょう!

おすすめのエタノールはサイキョウ・ファーマのエタッシュナチュラル消毒液!

高濃度タイプのエタノールかつポンプタイプで使い勝手がとても良いです。

ステップ2:接着剤を薄く均一に塗る

接着剤は、接着面の両方に薄く均一に塗るのがコツです。

多すぎると乾きが悪くなったり、はみ出して見た目が悪くなることがあるので注意しましょう。

塗り終わったら付属のヘラを使って接着剤を全体に伸ばしていきます。

ステップ3:1分間放置

接着剤を塗ったらすぐには貼り合わせずに1分間放置します。

こうすることで接着剤が空気中の湿気や接着面の水分と反応し、粘着力が高まり、

貼り合わせたときにしっかりとした初期接着力が得られます。

ステップ4:貼り合わせてしっかり圧着する

1分間待ったら、位置がズレないよう慎重に合わせてしっかりとくっつけます。

ステップ5:硬化するまでしっかり固定

接着直後は見た目が固まっていても、内部まで硬化するには時間がかかります。

15分で動かせる程度には固まりますが、強い衝撃を加える場合は24時間放置しましょう。

まとめ

発泡スチロールブロックを接着するにはセメダインのスーパーXゴールドを使って

ホコリやゴミの除去→接着剤の塗布→1分間放置→圧着→硬化の順でくっつけましょう。

発泡スチロール以外にも、木材・金属・プラスチックなど、DIYではさまざまな素材を組み合わせる機会があります。

「結局どの接着剤を選べばいいの?」と迷った方は、こちらの記事も参考にしてみてください。

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