「デザインは気に入っているバッグなのに、マグネットや留め具がなくて口を閉じられない…」
そんな悩みを抱えている方は意外と多いものです。
バッグの口が開いたままだと、見た目が悪くなるだけでなく、中身が落ちたり、防犯面でも不安が残ります。
ボタンを縫い付ける方法もありますが、裁縫道具を出すのは面倒ですし、縫い糸が外から見えるのも気になるところ。
そこで今回は、ダイソーの「隠しマグネット」を使い、バッグの口をスマートに閉じられる簡単DIY方法をご紹介します。
特別な工具や高価な材料は不要で、わずか数百円でしっかりした留め具が完成します。
糸や針を使わないため、手間をかけず見た目もスッキリ。
筆者はプライム市場上場企業で接着関連の仕事に携わり、数多くの素材と部品の固定方法を検証してきました。
その知識と経験を活かし、初心者でも失敗しにくく、安全で長持ちする取り付け方を詳しく解説します。
使用する材料と道具
1:ダイソー「隠しマグネット」
磁石がビニールシートで包まれており、生地と生地の間や裏面に「隠し」て取り付けられます。
金属パーツが表に出ない構造になっているため、デザイン性を保ちながらしっかり固定できます。
ダイソーで手軽に手に入るので、コストを抑えたい方にもおすすめです。

2:セメダイン「スーパーXゴールド」
瞬間接着剤は固くなりすぎて割れやすく、木工用ボンドは布や金属に不向き。
そこでおすすめなのが、セメダインの「スーパーXゴールド」!
プラスチック・金属・布など異なる素材同士をしっかり接着できる多用途弾性接着剤です。
固まった後もゴムのように柔らかく、バッグの開閉による力や衝撃にも強いため、長期間しっかり留め具を保持します。
この接着剤を使えばせっかく作ったバッグ留め具が数日でポロッと取れてしまった、なんてことは起こりません。

接着手順
ここからは実際に、バッグに隠しマグネットを貼り付ける手順をわかりやすくご紹介します。
文字ではなく動画で見たいという方はこちらのYouTubeでもやり方を公開中♪
ステップ1:脱脂する
隠しマグネットの接着面についている油分やホコリをしっかり落とします。
アルコールを染み込ませたキッチンペーパーなどで拭き、完全に乾かしてください。

ティッシュは逆に毛が付くので必ずキッチンペーパーを使用しましょう!
おすすめのアルコールはサイキョウ・ファーマのエタッシュナチュラル消毒液!
高濃度タイプのエタノールかつポンプタイプで使い勝手がとても良いです。
ステップ2:接着剤を塗布する
隠しマグネットの接着面にセメダイン「スーパーXゴールド」を塗り、均一に拡げます。
付属のプラスチック製ヘラを使うときれいに延ばせます。
塗りすぎると接着面からはみ出したり、バッグの表側に染み込んだりするので注意してください。


ステップ3:1分放置
接着剤を塗ったら、そのまま1分ほど置きます。
こうすることで接着剤が空気中の水分と反応して粘着力が高まり、強力に密着しやすくなります。

ステップ4:圧着
接着面同士をしっかりと合わせ、数十秒〜1分間押さえます。
両側のマグネットの位置がずれないように注意してください。

ステップ5:硬化
そのまま動かさずに24時間ほど置いて、完全に硬化させます。
しっかり硬化させることが、きれいな仕上がりのコツです。
ステップ6:完成
接着剤がしっかり硬化すれば、隠しマグネット付きのアイテムが完成です。
接着剤の染み込みなどもなく見た目はスッキリしているのに、しっかりと口を閉じています。


まとめ
バッグの口をマグネットで閉じる方法は
ダイソーの「隠しマグネット」とセメダインの「スーパーXゴールド」を使って
脱脂→接着剤塗布→1分放置→圧着→硬化の順でくっつけていきます。
ちなみに、バッグの口を留める方法には、マグネットのほかにマジックテープを使うやり方もあります。
手軽にできる方法なので、こちらの記事もぜひ参考にしてみてください。